お知らせ(11月20日更新)

2022-03-02 12:34:00

帯状疱疹ワクチンのおしらせ

早いもので3月になりましたね。さて、当院では現在新型コロナワクチンの予防接種を行っておりますが、患者様より帯状疱疹ワクチンの問い合わせを時々頂いております。今日は帯状疱疹ワクチンについてお知らせいたします。皆さん、帯状疱疹はご存じですか?帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスでおこる皮膚の病気です。体の左右どちらか一方に出るのが特徴で痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。症状としてはまずピリピリ、ズキズキといった神経痛がでてその後赤い斑点が出現し、水ぶくれができます。多くに場合皮膚症状とともに痛みも消えますが、神経の損傷により痛みが続くことがありこれは帯状疱疹後神経痛と呼ばれます。加齢、疲労、ストレスなど免疫機能の低下が発症の原因となることがあり、50歳代から発症率が高くなり80歳では3人に1人が発症するといわれています。そのため50歳以上の方に帯状疱疹ワクチンが勧められております。現在水痘ワクチン(弱毒生ワクチン)とシングリックス(不活化ワクチン)の2種類のワクチンがあり、各々長所と短所があります。水痘ワクチンは値段が安く(7000円)で1回で済みますが予防効果が50-60%程度で持続期間も5年ぐらいです。また、免疫が低下した方には投与できません。シングリックスは値段が高く(1回21000円 2回で42000円)2か月あけて2回接種が必要ですが予防効果は90%以上であり免疫が低下している方でも投与できます。両方とも当院で接種可能ですのでご希望の方は前もってご連絡ください。