お知らせ(4月11日更新)

2017-02-25 09:55:00

がんの5年生存率、10年生存率

先週全国がん(成人病)センター協議会(「全がん協」)から全がん協加盟がん専門診療施設の診断治療症例について5年生存率、10年生存率が全がん協ホームページで公開れました。5年生存率は2006年から2008年に診断治療を行われた症例について検討されており全生存率は69.4%でした。徐々に生存率は延長してきており、これは化学療法、放射線療法や早期発見技術の進歩が貢献していると考えられます。部位によって生存率は様々であり、前立腺、乳、甲状腺は生存率が高く(90%以上)胆のう胆道、膵は生存率が低い(30%未満)とのことでした。10年生存率は2000年から2003年に診断治療が行われた症例について検討されており全生存率は58.5%であり前年より0.3%上昇しておりました。部位別では前立腺がんが生存率が高く(90%以上)、食道、胆のう胆道、肝、膵が生存率が低い(30%未満)とのことでした。

当院でがんの生存率に寄与できることといえば胃カメラ、大腸カメラ、腹部エコーなどの検査を行うことでがんの早期発見を行うことではないかと考えております。なにか少しでも気になる症状があったり、最近しばらくの間検査を受けられておられないのであれば検査を受けられることをご検討ください。